多くの動物は5頭身から6頭身半 精神年齢は人間の4-11歳

多くの動物は5頭身から6頭身半。これは人間で言うと4歳-11歳の体型だ。精神年齢も人間の4歳-11歳程度のようだ。

 

ギャグアニメのキャラクターは4頭身で描かれることが多い。キャラクターの行動パターンから察するに精神年齢は3歳程度だろう。

 

 

日本で二頭身や一頭身のキャラクターがよく見られるが、二頭身は胎児、一頭身は胚である。一頭身の哺乳類は自然界に存在しない。ここまでくるともはや子宮や虚無への退行願望である。

キリン、チーター、鳥類などは6頭身を越えているので頭身が増えれば自然の調和から追放された邪悪な生命体になるというわけではないが、最も頭身の多い蛇とミミズこそが人間の成人に最も近い動物であるように思えてならない。

 

 

巨大化する極小化 肥大化した霊長類は自らの重みで昆虫へ退化する。

動物殺戮と自然破壊を推進する人種は「人間の存在も地球から生まれた自然なのだからその人間の営みも自然の一部だ。人間の自然破壊も自然なのだから悪くない」と信じている。

人間は自然ではない。自然には絶対的な秩序があり、自然の基準から逸脱した人類は混沌の暴風に晒され無へ向かっている。
人類は地上で巨大な昆虫の生活を営むようになった。現代の都市は鉄の甲殻をした車という機械が走り回り、歩行者は一直線の行動パターンを保ち、群生した人間たちは蟻や蜂の巣のようなオフィスビルと住宅を往復し、消費生活は昆虫の動きを模造したコンピューターによって支えられ、質、量ともに巨大な昆虫の世界を形作っている。文明は巨大化するほど極小の世界を再現している。
今はまだ哺乳類というより爬虫類に近い性質を持った人間が資本主義という分野で猛威を振るっているが、ネットの台頭は人間の昆虫的な習性を促進し、文明を完全に昆虫の世界へ作り変えようとしている。

現代では哺乳類の原型を留めるものは例外的な存在である。多くの文明人は哺乳類から爬虫類、昆虫へ退化することを進化と信じている。感情とは動物的で退行的なものであり、論理偏重の脳の昆虫化こそが進歩的であると見なすようになった。


有機体が無限に拡大し発展すると思うのは思い上がりだ。拡大するのはサイズだけであり、その実質は極小へと退化する。
細菌から昆虫、爬虫類、哺乳類へと進化の頂点に達した人類の肥大化した知能と文明は、自然が定めた限界点を越え巨大な爬虫類、昆虫へ退化することで坂を下り始めた。行きつく先は巨大な微生物であり、その極小化が目指すところは無から生まれた生命による無への回帰だ。

ヘルマン・ヘッセの「荒野のおおかみ」にはほとんどの動物は悲しそうな目をしているというセリフがあったが動物の知能ですら生は無意味であると察知しているようだ。実際に猫は4歳を過ぎると生きることに飽きたような表情をするようになる。そして生命の可能性を追求するために冒険の旅に出たまま帰ってこない。

動物どころか昆虫すらもよく観察すればその目はどことなく悲しげである。樹木の疲弊感のある姿、特にオリーブの樹木のすさまじい憎悪と呪いの表情を見ると植物すらも生が無意味であることを知っているようである
昆虫や植物、哺乳類ですら生が無意味であることを実感しているのだから生の無意味さをより深く理解してしまった脳の肥大化した人間は積極的な自殺か、消極的な自殺以外の道は残されていない。

生の無意味さに悩む肥大化した人間の知能とは育ちすぎた長身の人間が大気圏外に顔を突き出してなぜここには空気がないのか悩んでいるようなものだ。
本来水棲の人類は水面を漂い腹が減ったら果実を食べに陸に上がり日が暮れたら水面に浮かんで眠り、13歳を過ぎたら子孫を残し20歳頃には寿命で死ぬ。人間の生命にこれ以上の意味などない。

 

才能のある人間がイングランドとアメリカに集中しているところを見ると人類社会を維持するにはイングランドとアメリカの総人口4億人がいれば充分なのかもしれない。

保有資産3000万ドル(約33億円)以上の世界の超富裕層の人口は25万5810人。富裕層と呼ばれる誰とでもセックスできてどこにでも糞を垂れる権利を持つ人間、つまり誰の奴隷でもなかった古代の人間の生活を再現できている人間は全人口の一割もいない

超富裕層の人口が地球が定めた適正人口、人間の限界収容人数なのだろう。地球上で存在が許されているのは25万人であり、中身が入れ替わることはあっても25万という数は揺らぐことはない。25万の座席を獲得できなかった、それ以外の人間は学校、工場、オフィス、刑務所といった生ゴミ処理施設に送られ、闘争と略奪の回転刃で緩慢に粉砕される

最強の肉食獣である野生の虎が全世界で約3000頭しか生息していないのを見ると約25人の人口でも多すぎる。

 

寿命と知能の肥大化により自然が定めた生命の狭い境界から逸脱した人類は意味のないところに意味を求め続けた結果、虚無に至る過程を物質化して表現するようになった。理性は混沌との合一化を意欲するようになり、自滅は合理化され人間の営みは地球内部にあるマグマの混沌を再現し、地中に眠る石油と呼ばれる黒い液状化した死体のガスで地表を覆っている

すでに昆虫化が完成しようとしている現代文明は微生物への退化を準備している。微生物の形状をした人工衛星や宇宙ステーションは人類の微生物化を先取りして宇宙空間に進出しているがこの巨大な鉄の微生物の形状の支配はあらゆる人類の精神と肉体にまで及ぶだろう。は混沌と虚無が待ち構えている。同調はあるが平和はなく、他者を尊重するが共感はなく、思考するが意思のない巨大な微生物に変わり果てた人類は宇宙カビとなって自然が定めた生命の狭い境界の外側に向かって漂流し塵になって虚無に帰ることだろう。